ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

2016-01-01から1年間の記事一覧

行く年、さよならジョージ、今年も頑張りましたね!

毎年新しい干支になるたびに思うこと。 来年って何年だっけ? 2017年、平成29年、そして酉年。 日本には一年の呼び名が三つもあって 今が平成何年なのか、こんがらがることもしょっちゅうだ。 欧米だったら単純に2017年というだけだから そんなことは…

ジャズをテーマにすることの難しさと挑戦

ジャズをテーマにブログを始めてひと月半 つくづく難しいと思った。ジャズの曲やミュージシャンはまさに星の数ほどあるのでネタには困らない。 しかしそこで、ではそのネタで どんな美味い寿司を握って いかにして読者の心を掴むのか そこには日々苦心した。…

異業種からジャズ界に転職したミュージシャンを温かく見守ること

元ロック、ポップス、アイドルからジャズ界に転職してきたミュージシャンたち。 最近の静かなジャズブームで、今増えている。 往年のファンからすると え?!なんでこの人が? なんて声もあるが(もちろん、本当にそうとしか思えない人もいるけど)私は面白…

一番好きなクリスマスソングがジャズの曲ではないけど、好きだからしょうがない。

一番好きなクリスマスソングは?と聞かれたら あなたはどの曲を答える?自他ともに認めるジャズ好きなくせに 私の一番好きなクリスマスソングは ジャズのアーティストのではない。 これだ↓ クリスマスというとみんな浮かれて楽しそうだ。 しかしその後に待つ…

みんなと一緒に楽しむことがカッコ悪いなんて誰が決めたんだ!?

クリスマスの本チャンは12月25日であるが 実際みんながクリスマス気分で浮かれてるのはイブの日までだ。 早ければ11月ぐらいから店頭にはクリスマス関連商品が並び 街中が赤と緑と白でライトアップされる。 こういう様子について日本人は宗教観がないくせ…

才能はなくても、能力、得意なことなら誰しも持っている

昨日書いた記事にまたもやFacebookの読者さんからコメントがついた。以下要約 そもそも「何の才能もない人」っていないと思う。 現代は何かにつけて成果主義が根本にあり その考えが多くの方々に不幸を感じさせているのではないか?その通り、今って何でも成…

何の才能もない人に必要なもの、それは努力、忍耐、自制心!

懲りずにDean Martin語録より。 ブログのタイトルにそのままいけそうだったので 今回は丸のまま使わせて頂いた。アメリカ人(しかもイタリア系)が言ってるとは思えないような精神論だ。 とりたてて突出したものがない一般人は 地道な努力を重ね、耐えながら、…

月面でレアポケモンゲットだぜ!かもしれない

先日に引き続き、クリスマスソング達人 Dean Martinによるおかしな迷言より。ニューヨークは嫌いだ、あそこはエレベーターしかない、俺はエレベーターを信用しない、ついでにテレビジョンもロケットも嫌いだ、君らは月へ行く奴等を信用できるかい?俺は嫌だ…

クリスマスの出会い頭にぶつかった面白語録

クリスマスソングの達人のディーン語録が何気に面白くて深い。誰の人生にも二つの曲がり角がある、私の人生で一つ目はジェリー・ルイスと出逢った事、二つ目はジェリー・ルイスと決別した事だ。独特の歌声でクリスマスソングを歌う彼は Dean Martin。 と言っ…

ジャズ聴いてるからって男っぽいだって?!誰がそんなこと決めたんだよ!

先日ある女性から言われた一言にモヤモヤしてた。 「ジャズが好きなのですか?男っぽいですねぇ。」 ??!! これは生まれて初めて言われた。 「え?そ、そうかな…?」 さすがにこのようにしか返せなかった。 ジャズが好きイコール男っぽい? なぜだ?何で…

あちこちそちこち、どこにでもいるグルーヴの神様

ブランフォード発言をいつまでも引っ張るのは辞めようと思っていたが 先日の記事についてのコメントの中に 少し興味を引いたものがある。以下要約 ~日本人のジャズは、がーっと来てザッパーンと弾けて、スーと引いていく。 例えて言えば海の波のようなノリ…

日本人がジャズ理解力ゼロ、だなんて微塵にも思ってませんから!

昨日書いた記事 「日本人がジャズなんて理解できない」 発言について。 Facebookに投稿したところ 今回もいつもより多くの反響を頂きました。 常連の読者さん以外に、コメント初参戦の方も数人いらっしゃり しかもなかなか批判的な内容もありましたから少し…

大好きな彼のふざけた発言に反論してしまいました。

日本人にはジャズを理解できない と言った、名門出身の黒人プレーヤーがいます。 それがこの人↓ ブランフォード・マルサリス(sax) ジャズの名家マルサリス家の長男。 次男のウィントンは有名なトランペッターで 父親のエリスはピアニストでもあり教師でもあっ…

過剰包装の中身は無骨だけど味のある憎めない存在たち

ある掲示板サイトでこんなのを見かけた。ジャズが好きなオシャレな自分が好きですか?という質問内容に対して ジャズリスナーたちからいくつかの回答がついた。それを抜粋して纏めたらこうなった。ジャズ好きな人たちは一種独特な雰囲気があり 世の中を斜に…

完全無欠じゃないからこそ、みんなから愛される

この時期になると無性に聴きたくなる。 ↓ ジャケットがそうさせてるのもあるが 一年の終わりが近づいて、いろいろ反省し 新しい年に向けての希望も生まれてくる。スヌーピーというあまりにも有名なキャラクター 一見ただのビーグル犬だが 実は頭脳明晰、スポ…

雑記※誰かになって考えてみることの難しさ。

他者目線って難しい。自分の感情は一旦置いておき、誰かの頭になりきって考えなければならない。 マイワールド全開だと自己陶酔型ポエムになってしまう。 相手はそれでも初めは良くても後から飽きてきて疲れてしまう。 一方、相手の立場になることは、違う考…

麻薬に溺れる強者たちの悲しくも憎めない姿

黄金期までのジャズミュージシャンに 麻薬依存症患者が非常に多いのは リスナーたちの間では周知の事実だ。重軽問わずランダムに10人挙げるとビル・エヴァンス チェット・ベイカー アート・ペッパー マイルス・デイヴィス チャーリー・パーカー フィリー・…

自慢タレのマウンティング小僧が創始者として生きた証

完全にタイトルで惹かれて読み始めたこの本そもそもジャズって言葉はどんな意味なの? といった素朴な疑問から始まって ジャズの血筋があるのはこのミュージシャンとあのミュージシャンだ!などなど 人間の香りに嗅覚がよく働いてしまう身としては痒いところ…

大きな障碍を乗り越え、世界を超え偉大な人物を作り上げてきた筋金入りのジプシー

ジャズに限らず、ギターという楽器は今はバンドのサウンドの要として市民権を確立した。 ロックやポップスなどはギタリストがない曲の方が少数派だし、ジャズでもパット・メセニーのように、ギターを専門とするジャズミュージシャンという存在がいるくらいだ…

常に外の世界を見続け、そして名言は生まれた

When you hear music, after it's over, it's gone in the air 一度中空に放たれた音は 消え去ってしまい 二度と取り戻すことはできない。 この言葉は彼の最後のアルバム『ラストデイト』の まさにラストに収録されている。エリック・ドルフィー(Bass Clalin…

ジャズ界のかっこいいデブは、誰からも愛される大食い先生

ジャズマンって往々にして曲者が多数派だ。 根暗なコルトレーン、神経質なビル・エヴァンス、こだわり過ぎのマイルス そんな中でも、性格が明るい愛されキャラもいる。キャノンボール・アダレイ(sax) 本名はジュリアン・エドウィン・アダレイ キャノンボール…

笑顔がデフォルト。全世界を元気にする長寿国日本のジャズマン

笑顔がデフォルト。全世界を元気にする長寿国日本のジャズマン。ジャズの本場はアメリカだ。 しかし、何もアメリカ人だけでない。 ヨーロッパにも素晴らしいジャズマンは何人もいる。 そして何も欧米だけにとどまらない。 この日本には、世界に誇れるジャズ…

ミジンコとサックスと私の、愉快な3足のわらじライフ

ジャズミュージシャンの副業で一番多いのが 音楽学校の講師など、先生業だ。 本家アメリカなどでは特にその傾向が強い。 では日本の場合は? 日本もやはり、講師業が多いがその他にはアルバイトやサラリーマンなどもよく聞く。そんな中で、実に面白い兼業ジ…

あんたも好きねえ〜と言わせるほどとろけさせる奴

http://jackiemclean.jimdo.com/ ジャッキー・マクリーンについて調べてたら こんなサイトを見つけた。 しかもWikipediaの外部リンク欄に ご丁寧にも「Jackie Mcleanマニアによるディスコグラフィ」とまである。 もちろん、ドメイン名にジャッキーの名前を入…

ドミニカ発、今日も熱血巨匠の嵐がやって来る

おいマチート、お前のコンガと俺のトランペットでジャズやったら面白くね? お、それいいねーマリオ!うん、やろやろ!こうして、キューバのある兄弟(正確には義兄弟)によって生まれた少分類ラテンジャズ 今ではその地位もすっかり定着しており キューバやド…

世代を超えて受け継がれるアーバンの流れ

サックス吹きなら誰もが憧れるチャーリー・パーカー しかし彼の未亡人となった妻と2人の遺児を家族にした人間は1人しかいない。それがフィル・ウッズだ。Phill Woods(sax) 1931年アメリカマサチューセッツ州生まれ。 マンハッタン音楽院と名門ジュリア…

ニッチの中のニッチだからこそ、新しいアイディアは生まれる

クラシック音楽はジャズと同様に敷居が高いと見られている。 音楽家に変人が多い、リスナーもひと癖ある人が多い、コンサートでは寝てしまう。 クラシックリスナーさん、ごめんなさい。 ジャズリスナーもまぁ似たような見られ方されてますので。実は私自身も…

これがレジェンドの生きる道。徹底的にやって徹底的に内省する。

ジャズ界でレジェンドと言えば? と聞かれると多くのリスナーが答えるだろう。ソニー・ロリンズ(saxophone)1930年9月7日ニューヨーク生まれ。 御年86歳、未だ現役だ。 この年代に生まれ今もなお生きていて 激動のジャズの移り変わりを見てきた。 今当時…

人生の最後までエネルギーとチャレンジ精神をわすれなかった男の話

マイケル・ブレッカー 2007年1月13日、一人の男が安らかな眠りについた。 突然の知らせに私は驚き、ショックを隠せなかった。 死因、白血病。享年57歳。 その2週間前まで新作のレコーディングに勤しんだ。 病室に愛用の楽器や機材たちを持ち込んでまで。 こ…

完璧過ぎる一人の男にも、不完全な過去と複雑な思いがあった話

一昔前にあった言葉に 三高というものがある。 高学歴、高収入、高身長。 適齢期の女性が結婚に求める男性の条件 今は多様な価値観が認められるため 当時ほど重要視されなくなったが たまたま恋に落ちたのがこんな男性なら 悪い気はしないはずだ。そんな表現…