ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

2016-01-01から1年間の記事一覧

力技の要らない、省エネでメリハリをつける方法を教えてくれる単音サンバ

今回紹介しているのはボサノバ。 しかし大ヒットスタンダードナンバーで 多くのジャズミュージシャンがカバーしてる なのでご容赦願いたい。One Note Samba とは文字通り 一つの音のサンバ。 では本当に、たった一つの音だけで成り立っているのか? (今回は…

賢者カメレオンが冒険しその後王様になった話

カメレオンは景色に合わせて 体色を変幻自在に操る。 こうすることで敵から狙われにくくする。 また、じっと静かにしたまま 目だけをあちこち動かして まさに虎視眈々と獲物を狙う。 猫騙しさながら、長い舌を伸ばして 生きたままの新鮮な状態で 狩りを成功…

ジャズが好きなのってカッコイイ?んなわけない!

いいえ、滅相もございません。 至って普通です。 好きなジャンルがたまたまニッチなだけで それがないと生きていけないから 本当、ただそれだけです。ジャズリスナー人口が増えることは大歓迎です。 でも、カッコよく、オシャレに見せるためにジャズを聴こう…

ぶっ壊すエネルギーを音楽にぶつけてみたのか?

Breakdown-Walt Weiskopf日本には難読漢字の苗字や名前は 英語圏の人からすれば難読スペルというのか。 Walt はディズニーと同じウォルトなのは分かったけど Weiskopf って一体どう読むのだか…。 片仮名表記だと、ワイスコフとなる。 それにしても、どうして…

まさか!一見合わなさそうな憂いある二人の天才から見えてきた究極の愛

ジャズという音楽のルーツを探っていくと 19世紀末くらいにアメリカ南部を中心に 西洋のクラシック音楽と アフリカン鼓動系リズムが融合し 即興的展開を持ち味に発展した。 そのアウトプットとしては サックスやトランペット、ピアノなど西洋楽器が使用さ…

トリックオアトリート!キャンディくれなきゃイタズラしちゃうぞ!Halloween Week最終

♡happy Halloween♡ 本日はハロウィンです。夕方くらいから変装した子供達が トリックorトリートと叫びながら自転車で走っている。 友達の家をゲリラしてお菓子をもらい また次の家に向かう。 まさにハロウィン巡業とも見える。 日本で欧米の収穫祭を祝うこと…

蜘蛛糸に絡まれ、もがきながらやっと発掘できた喜び-Halloween Week-6

The Spider man's Theme-Freddie Macoy ハロウィンと打つとこんな絵文字が出る。 ↓ ☠ 一週間かけて特集組んで ハロウィンのアイコンとジャズを 半ば強引にコラボさせてきたが 実は一番難儀したのが意外にもスパイダー。 スパイダーって、何か響きもカッコイ…

遅咲きの天才が魔女狩に遭わなかったわけHalloween Week-5

Witch Hunt-Wayne Shorter ウェイン・ショーターもまた サックス奏者として地位と名声を 勝ち取った一人だ。 しかしそんな彼は意外にも 少し遅咲きだった。幼少期は絵を描くことを好み 油絵で入賞したり長編マンガを執筆するほど。 しかしある日突然ジャズに…

日本でも、ハロウィンは収穫祭だ。そのわけは?Halloween Week-4

This Masquerade-George Benson ジョージ・ベンソン ギタリスト兼ヴォーカリスト メインはジャズギターであるものの ジャズギターとシンクロするスキャット (注※スキャット=意味の無い擬音語、例えばダバダバ、シュビドゥバ等といった音)を サウンドに合わ…

呪われたかのような生涯を送った一人の女性は、本当に悪魔の囁きを聞いたか?halloween Week-3

That ole devil called love -Billy Holidayジャズエッセイブログを開始して以来 初めて女性アーティストについて描く。ビリー・ホリデー 彼女の自伝を読んで、絶句した。 まさに、悪魔に支配された人生だったのかと。 この本を読んである意味戦慄を覚えた。…

オレンジカボチャのちょっぴりブルーで時々甘い10月〜Halloween Week-2

Sweet Pumpkin-Blue Mitchell トランペッター、ブルー・ミッチェルの代表作より。毎年10月になると最も顔を見るのが ジャコランタンことオレンジカボチャたち。 あちこちどこでもそこでも 街中から自然豊かな田園地域まで おチビちゃんたちの溜まり場児童…

強烈過ぎるゴーストは死後ますます存在感を打ち出した~ハロウィンWEEK-1

Ghost-Albert Ayler 先出のマイルス、エヴァンスたちと比べると 知名度では若干落ちるのが アルバート・アイラー(サックス)。 コルトレーンやエリック・ドルフィーといった 60年代当時のカリスマニューカマーたちに とても大きな影響を与えた。 にも関わら…

雷オヤジをイチコロにした男への挽歌から見る、最も訴求力のある褒め言葉の効用

Goodbye Pokepie Hat-Charles Mingusベーシスト、チャールズ・ミンガスは 一言で言ってしまうと激しい。黒人差別と猛烈に闘ったとして有名で その件について、音楽に思想を持ち込まない マイルス・デイヴィスと大喧嘩した (マイルスも人種差別に関しては ミ…

ジャズのお得な理由その2~たった一つの名曲から産み出されるレコードの数は無限大

前回書いた記事と同じことを 今度は曲単位でやってみた。 ジャムセッションの常連とも言える名曲は多々あるが 今回は今の季節にピッタリということで Autumn Leaves (邦題・枯葉)にしてみた。枯葉をカバーしているジャズミュージシャンはザックリ以下の通り…

ジャズのお得な理由その1~たった一枚の作品が200枚のレコードを産み出す

Ballad-John Coltrane売上世界第3位のジャズアルバム。 ちなみに1位はBill Evans のWaltz for Debby エヴァンスは記事にて書いたばかりなので ここでは使わない。 2位はKeith Jarret のKorn Concert これは彼のソロステージなので 今から書く記事に使えな…

だから何?が口癖の男は、中途半端に終わらない

So What?-Miles Davis 英語で言うSo What?は 日本語に訳すと「それで?」「だから何?」 実際、会社や家庭などで使われると チクチクするくらい腹が立つ。 は?誰に向かってそんな口聞いてんだ?! 思わず声を大にして怒鳴りたくなる。ジャズの帝王と呼ばれるこ…

ジャズ界屈指のモテ男が1人の女性のために捧げた一曲

Waltz for Debby-Bill Evans女性のジャズ入門者にオススメは? と聞かれると多くのベテランが即答で ビル・エヴァンスを推す。クラシックを彷彿とさせる 上品で繊細な旋律や楽曲が いとも簡単に女性ジャズファンを虜にする。私生活でも彼はそれなりにモテた…

お前ピアノ下手だからタイコでも叩いとけ、と言われた男のその後

Blues March-Art Blakey (6曲目収録)本人がリーダーをつとめる ジャズ・メッセンジャーズの代表曲。 軽快なマーチングワークが特徴。アートブレイキーと言えば ドラマーの巨匠として ジャズの愛好家ならば 入門者でも知っている存在。 しかしそんな彼は意外…

寝ても覚めても、来る日も行く日もジャズ

はじめまして。 ジャズと共にジャズと生きている No Jazz No Lifeちぐさと申します。 はじめに言っておきます。私はミュージシャンではありません。かと言って評論家でもありません。そうかと言って音楽業界人でもありません。普段はただの会社員です。(苦笑…