大好きな彼のふざけた発言に反論してしまいました。
日本人にはジャズを理解できない
と言った、名門出身の黒人プレーヤーがいます。
それがこの人↓
ブランフォード・マルサリス(sax)
ジャズの名家マルサリス家の長男。
次男のウィントンは有名なトランペッターで
父親のエリスはピアニストでもあり教師でもあった。
ニューオーリンズの黒人としてはかなり裕福な家庭に育ち
バークリーで教育もバッチリ受けてきた。
悔しいことに…この人が大好きだ。
この人のサウンドが大好きだ。
洗練されたアーバンな楽曲。
緻密に計算されたリズムと拍。
ライブもかれこれ3回は行ったし、ジェフ・ワッツからサインも貰って握手して貰ったほど。
そんなブランフォードさんにこっちからも言わせてほしい。
確かに、日本人にジャズは理解できない。
だって元々のDNAが裏拍じゃない。
日本の民謡、演歌、童謡、全て表拍。
日本人の心臓の動きにはこっちの方が近いんだから。
でもね、ウチらが誇れる民謡を舐めてはいけませんぜ旦那!
例えばソーラン節。小学校の運動会ではもはや鉄板。
北海道の漁師たちの男気高い動きに力強いリズム
これ、日本人にしか出せませんから。
普段ヘラヘラサッカーしてる小学生男子が
一度気合い入れて掛け声を上げる姿とか
めっちゃくちゃカッコイイですからね。
さらに阿波踊り。楽しそうにやってますが
実はめちゃくちゃハードで、慣れないと筋肉痛起こします。
リズム感と運動神経がないと難しいです。
しかもあれ、実はちゃんと裏も感じて踊らないと、ただのタコ踊りになります。
びしっと決まるとなかなかカッコイイものです。
沖縄のエイサー。これなんて、歌が上手くないと決まりません。音域広いし、ビブラートとかとても繊細、そして感情を込めながらも出しすぎず押し殺す、かなり難易度高いです。
と、恐れ多くも世界のマルサリス氏に
ジャズ理解力ゼロの日本人として訴えてみました。
大好きな人だからこそ、正直に本音を言わないと。