ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

のぶみさん炎上ありがとう、あなたのおかげでジャズドラマーとしてさらに一歩踏み出します

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Lifescapeという壮大なタイトルの曲。
チック・コリアワールドにふさわしく
裾広がりでスケールの大きなフレーズと
エレクトリックな近未来的サウンドが絶妙すぎる。
夕暮れの暗くなる前の時間帯に聴くとなんだかとても切なくなるのだ。
自分の人生をふっと振り返ってしまいそうだから・・・。


そのうえで、今日の話を。


昨日今日と炎上中の話題にがっつりと乗っかってみて気づいた。
その話題というのがこれだ。
www.huffingtonpost.jp


この件に対しては、私のお友達(主に女性)の間でも
かなりの盛り上がりを見せていた。
歌詞に対する不快感をあらわにする意見もあれば
特になんとも思わないという見解まで様々
(なぜか共感する見方は皆無だったが)。
いろいろみていくうちに私も若干心が揺れた瞬間があって
ためしに自分の場合として
あたしジャズドラマーだから
という替え歌にしてみたら、気づきがあった。


ジャスドラマーになる前となった今で
自分自身と周りの環境がどれほど変化したのか。
そんな変化をたったの1年足らずで起こしてきたわけだけど
それは自分の力だけじゃなくて
今まで出会ってきた仲間の存在があるからこそ。
よくもまあ、こんな変人を相手にしてくれるものだし
よくもまあ、こんな変人を受け入れてくれるものだ。
そんなビフォーアフターを振り返ってみて
柄にもなく感謝という気持ちになっていった。


そんな仲間たちに恵まれた機会を最大限に楽しみたい!
ジャズドラマーとして、あたしはもっと楽しむぞ!
そんなわけだ、のぶみさん。
気づかせてくれてありがとう!
あんたにも感謝するぜ!


※でもなぁ、やっぱりあの歌詞はちょっとなぁ・・・

話題のあの歌のジャズドラマーバージョン作ってみた

『あたしジャズドラマーだから』

ファンク叩いてたの ジャズドラマーになるまえ
ヒール脱いで ミニスカも辞めて
立派に叩けるって 強がってた
 
今もヒール履かないよ サンバキックのため
脚開ける服着るの スネアドラム挟むから
あたし ジャズドラマーだから
 
あたし ジャズドラマーだから
眠いまま23時まで演奏するの
あたし ジャズドラマーだから
大好きなジェフ・ワッツ目指すの
あたし ジャズドラマーだから
歴代ドラマーの名前覚えるの
あたしジャズドラマーだから
8ビートより4ビートのことばかり
 
あたし ジャズドラマーだから
あたし ジャズドラマーだから
 
枯れてたのよ ジャズドラマーになるまえ
好きな事我慢して 好きなもの犠牲にして
考えるのはどうでもいいことばかり
 
今は友達も生活も 全部ジャズばっかり
甘いバラードにうっとりして
テレビ見ないでセッションだけ
あたし ジャズドラマーだから
 
あたし ジャズドラマーだから
苦手なボサノヴァ頑張るの
あたし ジャズドラマーだから
こんなに練習できるの
あたし ジャズドラマーだから
いいドラマーでいようって頑張るの
あたし ジャズドラマーだから
あたしより ドラムの事ばかり
 
あたし ジャズドラマーだから
あたし ジャズドラマーだから
 
もしも ジャズドラマーになる前に
戻れたなら それは暗黒時代だ
行きたくない場所に行くの
会いたくない人に会うの
 
それ ぜんーんぶやめて
いま、あたしジャズドラマー
 
それ全部より ジャズドラマーになれてずっとよかった
 
あたし ジャズドラマーになれてよかった
あたし ジャズドラマーになれてよかった
あたし ジャズドラマーになれてよかった
 
だって あなたにあえたから

Tenor Madness with Jeff "Tain" Watts - YouTube
 

あたしのおかあさんだから、あたしのおかあさんだけど

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愛は盲目というタイトルなのにサブタイトルが新月に生まれた娘。
歌姫カサンドラの母親としての愛情なのか。
優しくてちょっぴり哀愁漂っていて、そしてなぜか色気を感じる。


それを思ったうえでの今日の話は
今ネットで大炎上中のこの話題

news.yahoo.co.jp

絵本作家のぶみ氏による「あたしおかあさんだから」の歌詞が
なんかえらいことになっている。
昭和の一昔前だったらこれは牧歌的な育児風景として認められたかもしれないが
平成ももう終わろうとしているこの時代において
根性論全開の忍耐育児論としか見えない。
それだけでなく、歌詞中に出てくるキャリアウーマンの独身女性を侮蔑するかのような内容など
時代感覚とことごとくずれた世界観に激しくアレルギー反応を起こしてしまうようだ。


そんなときにふっと思い浮かんだのが、自分の母のことだ。


私の母は、非家庭的な人だ。
子育てとか家事とか一切苦手だし、仕事してる方が楽しい人。
当時はバリバリ昭和時代、女は家で家事と育児やってろな時代。
でもその頃から母の息苦しさは感じていた。
キッチンに立って料理するよりも、オフィスで電卓でも叩いている方が向いていたに違いない
(当時はパソコンなんて普及してなかったから)。
そうなれば母は今より笑顔になるかもしれない。
子供心に、母を仕事に行かせたかった。


保育園時代は今でいうシングルマザー
当時はシンママなんか珍しい新種だったから毎日ピリピリしてたけど
私と2人っきりだったあの頃は、それでもたっぷりの愛情を感じていた。
給料が入るとすぐに私を着せ替え人形にしたり
夏休みにばあちゃん家に帰ったときはマニキュアやパーマをさせてた。
いつも病気なんかめったにしない私がお腹の風邪で夜通し吐き続けたとき
普段見せないような優しい表情になっていた。
それが、父と再婚して無理やり専業主婦やってた頃は毎日イライラしていたし
私もそれを感じ取って波風立てないように過ごした時期もあった。


ずっと我慢してたんだ、お母さん。
今考えたら全然違うのに、なぜかずっと引っかかってた。
その後に年の離れた妹が生まれて、赤ちゃんがいてしばし平和だったけど
ずーっとずーっと、心の中には母の呪縛から逃れられなかった。


そんな母は今、ジャズドラマーちぐさの一番の理解者。
ライブには必ず来てくれる。
そしてあんたはまだまだへたくそだ、もっと場数を踏みなさい
と、きっつーくもありがたい言葉を放つ。
その一方で、共演プレイヤーや仲間に対しては
うちの娘を今後ともどうかよろしくお願いします
なんて、いつまで保護者やってんだよまったく!な挨拶をする。


母の呪縛から完全に逃れることはたぶん一生できない。
でもそれでいいとさえ今は思う。
ジャズドラマーとしての自分の存在を認めてくれた
それだけで、私は嬉しい。
NEW MOON DAUGHTER

ジャズドラマー的あたしお母さんだけど

あたし、お母さんだけど
ジャズドラム始めました



あたし、お母さんだけど
ジャムセッションは欠かせません



あたし、お母さんだけど
ジャズマン(男も女も)仲間たくさんいます



あたし、お母さんだけど
ライブに必ず子供たち来ます



あたし、お母さんだから
子供たちに言うよ
お前ら、母さんみたいに自由にやれ!


Poncho Sanchez- Besame Mama - YouTube

シリーズ こんなジャムセッションはイヤだ4

Sarah Vaughan - You'd Be So Nice To Come Home To (Live @ The London House) Mercury Records 1958 - YouTube

黒本全部演奏しきるまで帰れまテンセッション。

はよ帰りたいーーーー!
あなたーーー、帰ってくれて、うれしい
…とでも思ってるのかぁーーーー!

なんちって(笑)。


You Would Be so Nice to Come Home To