ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

ドラマーですが私はあることができません


Thelonious Monk - Rythm A Ning


ジャムセッションの教科書である黒本に載っている曲の1つだが
これまで誰もぶっこんでいない。
でも教本に載っているということはやる人がいるということ
つまり、いつぶっこまれてもおかしくないという意味だ。
この複雑怪奇なリズムサウンドが。


その上で今日の話


私はドラマーですが、あることができません。
それはずばり


一本締め!


そうなんです。
私は一本締めをジャストのタイミングでできません。
必ずワンテンポ遅れます。


通常の一本締めといえば
さぁー、お手を拝借ー、よぉーおあ、ポン!
とまあ、文字起こしするとこんな感じ。
後半の「よぉーおあ、ポン!」にだけフォーカスしてみると
よぉー、おあ、ポン!
1   2  3  4
数字を振ったのは、手拍子の拍。
よぉーおあ、ポン!は、ワンツースリーてな感じですね。


ところが私の場合は
よぉー、おあ、…  ポン!
1   2  3  4
お分かりですか?そう、ポン!の頭がみんなより遅いんです。
普通の人が3の頭でポン!なのに
私は4、または3.5といったところの頭でポン!になります。
忘年会なんかで、みんなでせぇーのでやられようもんなら必ず遅れます。
そして1人でポン!です。
いや、酔っぱらっているから?と考え
試しに素面でやってみましたが結果は全く同じ!


どうやらこれは、ジャズ特有のスイング感が身についた賜物だそうです。
たとえばこの曲
https://www.youtube.com/watch?v=d398eMCAzD4:titleとなりのトトロ さんぽ
みなさん、拍の頭に手拍子しますよね?
文字起こししたらこんな感じ↓
あるこう、あるこう、(休符)わたしはーげーんきー
要領的には欽ちゃんの仮装大賞のテーマと同じ。
これができない、いや出来なくないけど必ずずれるんです。
私が手拍子するとこうなります。
(以下、ややこしいので読み飛ばしてもいいですよ)
あ、る、こ、(休符)あ、る、こ、(休符)
この細かい点のところで手を叩く、さらに
わたしはーーげーーんきー
の部分は以下の文字のところに手拍子が重なる
わ、し、ー、げ、-、き、


だからずれます、合唱したらリズムの不協和音になります。
こうなってしまったがために、基本の8ビートが結構不得意です。
拍が頭にくる昭和歌謡、アニソン、ポップス(洋邦問わず)、ロックが厳しいです。
ジャズドラマーの他のみなさんはどうか分かりませんが
まさかのところで躓く自分を再発見しました。


みなさんの歩こうは、どうなりましたか?
さんぽ(となりのトトロ)

挑戦はいつも無難ではなくて、時にはあえて無謀なチャレンジを!


Miles Davis Quintet - Oleo


先週末のセッションにてぶっ込まれた曲。
スペインに続き、死ぬかと思った。
てか、死にました。


その上で今日のお話は…


挑戦することへの重要性について
これまで口酸っぱく言ってきたわけだけど
チャレンジの大中小は
できるだけバラエティに富んでいた方がいい。


小さな挑戦は成功体験を積んでいくため。
入りやすく成功しやすいものにチャレンジだ。
セッションでいえば初級編の曲をクリアーすること。
中くらいの挑戦は自信をつけるため。
今までのものよりちょっとだけ背伸びしてみる。
セッションで言えば中級編の曲に挑むこと。
大きな挑戦は度胸をつけるため。
成功したらデカいけど失敗するリスクも高い。
セッションでいえば未知の上級編をぶっこまれること。


ジャムセッションはある意味ロシアンルーレットだ。
全ての運命はセッションホストの手に委ねられている。
自分がいつ呼び出されて、どんな共演者で
そしてフロントがどんな曲をぶっこんでくるか
その時まで分からないスリリングさ。
だから病みつきになっちゃう。
いうなれば大中小様々なチャレンジのオンパレードだ。
まして1人や2人ドラムの時なんてもうやられたい放題。
基本的にドラマーには決定権はないのでね。


でもね、なぜか私がシットインするときって
得意なインストのアップテンポハードバップより
苦手な歌もののボサノヴァが多いんだよなぁ。
て呟いてみた・・・(笑)。


Oleo

自分の得意な魅力を見つけ出せる簡単な方法


Esperanza - Body & Soul


キュートでオシャレ、スタイリッシュ
まるでファッションモデルみたいな彼女は
今大人気の女性ジャズベーシスト。
ベースマンってそれだけで色っぽく見えるけど
女性ベーシストってさらに輪をかけてセクシー!


その上で言います今日の話。
ズバリ、あなたの魅力について考えましょう。


人間の魅力って、以下の5つの要素に分けられます。


可愛さ(愛嬌)
美しさ
セクシーさ(色気)
かっこよさ
そしてプラスアルファで
おもしろさ


この5つが自分の中でどんな比率で存在してるか
考えてみたり、誰かに聞いてみたりすると(それはさすがに勇気いるか)わかりやすい。


これは何も女性だけの話ではなく男性も。
男性だってやはり、特別端整じゃなくても
姿勢が良くて立ち居振る舞いが柔らかく
愛嬌とユーモアのある人って
それだけで周りをハッピーにするしモテるんですよね。


この5つの要素が20ずつで100になれば理想。
タレントでいえば、私の大好きなローラがそれに近いです。
彼女はミックス特有の少女っぽさがあるのに
ファッション雑誌ではクールにバシッと決め
時には妖艶でセクシーな衣装にも身を包む。
そして、頭の回転がはやくユーモアたっぷり。
まさに完璧、人類史上最強に近いと私は思います。


でも、何もそんなすごいところまで目指さなくても
自分がこの5つの中で得意なのは何か
それを知っておくだけでも充分だと思います。
例えば、美人系、端整系でなんか近寄り難いオーラが強い場合は
愛嬌やユーモアの部分を少し伸ばす
それかいっそのこと抜けた存在になるか。


自分の魅力探しってやっていくと楽しくなりますよ。
気がついたらいつの間にかネガティブワードが消え
姿勢が整っていい表情になってるはずです。
そして絶対やってはいけないのは
自分を謙遜、否定しないこと!
せっかく探し出したいいところが引っ込んでしまいますので。


なんだかんだで、人間って単純なのか複雑なのか。
視覚優位だけど他の感覚も大切だからね。
1度きりの人生なんだから、非モテよりはモテで楽しく生きようよ!

全く無理をしないで人生送りましょうなんて土台無理だから


Jimmy Greene - Mission Statement


Mission Statementていう何やら仰々しい名前の曲。
中身はスタイリッシュな今時ジャズ。
クリアーなサックスの音色とスリリングなラテン型リズムのマッチングが最高。


で、そんな大げさなタイトルの曲を聴いてふと思ったこと。


よく聞く言葉に「無理をしないでね」てあるけど
正直あまり気安く言われたくないものだ。
誰だって無理をしないで人生送りたいものだ。
だって楽だもん。


でもね、この世から全ての無理を排除して生きるなんて
それこそ土台無理だっての。
未婚とか既婚とか関係なく
誰かと生活している限り、どこかで多かれ少なかれ無理をしている。
それが自分の番だったり他人の番だったりするけど。
無理をしないで生きるってのはある種の傲慢だ。


もちろん、行き過ぎて心と身体を壊すようではいけない。
やばそうになったら助けてを言えないとね。
でもなぜか、無理をしないでって人に気軽に言う人ほど
自分で抱え込んで大噴火を起こす人が多い矛盾。


おっと、こんなこと言ったらまた
ちぐさはバカ真面目だから
なんて言うやついるだろうけど。
もちろん、私だって
「無理しないでね」て言われて
直球で相手に文句なんか言わない。
むしろ自分を気遣ってくれてありがたいと思うから。


ただ私は相手には言わない。
ま、言うとしたら
あなたのできる範囲で
悔いのないようにやって
出し切ったら思いっきり休もう1
ていう意味を含んで
無理をしないでね、て言っちゃう。