ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

リスナーとプレイヤーの大きな違いとは?

音楽の聴き方だ。
リスナーがアルバムを通して聴くことに対して
プレイヤーは1曲を集中して聴く。


なぜか。


プレイヤーの頭の中には、その曲を演奏するという目的があるから。
たとえば今度のライブで演奏する曲があるとする。
その曲のメインリフ、構成、音色、リズムがどうなっているのか
詳細でピンポイントなところが気になる。
そうしないと、楽器演奏者として自分のものにならない。


ジャムセッションなんかだともっとだ。
その場に居合わせて、はいあなた次お願い、といわれてセッティングする。
何が出てくるかはお楽しみ。
たいていフロントの楽器の人が決めることが多いが
セッションホストによっては、演奏者に選ばせる配慮をする方もいる。
セッションやりたての頃は当然知らない曲も多かった。
知っててもタイトルをいきなり言われて、えーと何だっけ、という現象もしばしば。


聴いてる分にはとてもノレルし大好きな曲でも
いざ演奏となると全然違うものになることなんてザラだ。
私の好きなあの曲じゃない!
もっとも悔しい瞬間である。


だけど一度演奏の味をしめてしまうともうやめられなくなる。
一極集中、いや一曲集中な聴き方はこれからも治らないだろう。
もちろん、どっちがえらいとかそんなのはない。
知識量じゃリスナーさんの半端ない容量には到底かなわないから。
でも私にはやっぱり、演奏するほうが合っている。
そう思う理由については、長くなるので後日また。