他の楽器にない、打楽器だけに課されたたった一つの試練とは
Phil Collins - Buddy Rich Band: Milestones - 1998
他の楽器にはない、なぜか打楽器だけが受けねばならない理不尽な試練がある。
それはずばり!
利き手の反対の、いわゆる非利き手を鍛えないといけないということ。
他の楽器はどうだろうか。
ヴォーカリスト、左手使える必要?いやいや全くないから。
ピアノ、その他鍵盤楽器。
音階が反対に配置してるピアノって世界に何台あるのでしょう
よって関係なし。
ギタリスト、エレキベーシスト、
ジミヘンやマッカートニーさんを目指してない限り必要ないし。
サックス、トランペット、トロンボーンなど
こちらも通常の運指で支障なし。
クラリネットもしかり。
フルートさん、左向いてる人っている?
ウッドベース
弦の並び、チューニング全部変えなきゃいけないというドラム並みのめんどくささ
よって要らん。
なのになのに
ドラムだけは、両手を鍛えないといけないタスクが課されてるのだ。
両手両足全部使うし、ジャズドラムになると両手の比重が上がるから。
どんなに細かいストロークでもできるだけ両手同じに近いのが望ましいからね。
あ、だが一ついいことがあるぞ!
認知症の予防に、利き手と反対の手を使おう、てのがあるらしい。
http://認知症と在宅介護.net/archives/40
※なおこの動画のフィル・コリンズは大変珍しい左利きのジャズドラマー。
セットも完全にサウスポー仕様というから非常にレアな存在だ。
現実には左利きだとセットを何から何まで変える必要があるのできわめてめんどくさいだろう。
だから実社会では左利きでもドラムは右利きでという人が圧倒的多数なのだろう。