ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

ジャズ界屈指のモテ男が1人の女性のために捧げた一曲

Waltz for Debby-Bill Evans

女性のジャズ入門者にオススメは?
と聞かれると多くのベテランが即答で
ビル・エヴァンスを推す。

クラシックを彷彿とさせる
上品で繊細な旋律や楽曲が
いとも簡単に女性ジャズファンを虜にする。

私生活でも彼はそれなりにモテた。
長年内縁の妻となっていた女性の存在
(後に彼女は自殺、原因はビルからの別れ話)
その後すぐに別の女性と結婚。
しかし数十年後、彼の荒廃ぶりが悪化
離婚するもその後20歳年下の女性を愛人に。
サウンドのテイストは伊達でなく
女心を掴むのも上手かったのだろう。

そんな彼がたった一人の女性に捧げたこの曲
敬愛する実兄の娘、姪のデビーのために。
当時のデビーは2歳
可愛くて仕方が無かったはずだ。

その愛情は世界中にも共感を呼んだようだ。
最も売れたジャズと言われてる。
女性だけでなく、男性でさえも
彼の魅力に吸い寄せられてるようだ。
実際、多くの男性ミュージシャンが
この曲をカバーしている。
モテる人間というのは異性だけでなく
同性のハートもガッチリ掴むようだ。

デビーの父(ビルの兄)はその後自殺
愛する人間を2人失い
彼は常に悲しみの中にいた。
そんな彼が一番愛した女性は
デビーなのかもしれない。