番外編※年に一度のビッグマウス!どうせ千羽鶴を送るなら…
311になると誰もがあの史上最悪の災害のことを思う。
それについての色んな意見がネットで出回り
なかなか白熱した議論が持ち上がることもある。
それで、東日本、阪神の両方の震災を経験した私がいつも思うこと。
被災地に千羽鶴ってどうよ!
千羽鶴の本来の意味は長寿
つまり、大病を患う人に回復してほしい
という願いを込めたものだ。
被災地は確かに大きな打撃を受けた
という点では、大病と似た状態だが
では避難所や仮説住宅にいる人たちが
全員病気なのか?
もちろん、心に大きな傷を受けた人もいるが
多くの被災者たちはできるだけ普通に戻るべく
生き続けているのではなかろうか。
そういう人たちを病人扱いするのって
何か違うのではなかろうか。
しかも、元を正せばただの紙。
作り手の想いがこもってるのは分かるけど
でもこれ、どうすんのよ!
て、被災地は困惑してる。
だから日本国内に変な歪が生まれる。
人が思いを込めて作った千羽鶴を否定する
不届き者が!
という主張と
こんな役に立たないもの送りやがって
自己満足のナルシストが
という主張のぶつかり合いなんてことが起こる。
だったら、いっそのこと
こんな千羽鶴にしてみてはいかがだろうか。
1.食べられる千羽鶴
鶴の1羽がそれぞれチョコレートでできていて
その中には1日分の栄養サプリが配合されている。
熱に溶けにくく、また長期保存も可能なスグレモノ。
味は赤ちゃんからお年寄りまで食べられる薄味使用。
また病気で食事制限をしてる人にも対応可能。
2.持っていくと換金できる千羽鶴
届いた千羽鶴を自治体に持っていき
復興事業費用として換金される。
処分後はリサイクルされ再生紙として生まれ変わる。
生まれ変わった再生紙は当然
救援物資用の簡易トイレなどに使われる。
3.千円札でできた千羽鶴
これぞ究極!全てが千円札で出来た千羽鶴。
さすがに全部同じ絵柄では殺風景なので
復興千羽鶴専用に特別印刷されたカラフル紙幣。
これ1体で百万円の寄付となる。
当然、鶴はその場で被災者に配布。
なお、五千円札、一万円札なども稀に出現。
これなら、作る側の満足感も、受け取る側の被災者も
どちらもが喜ぶ千羽鶴にならないだろうか?
年に一度のビッグマウスを311でカマしてみた。