ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

メンタルブロックなんてそんな簡単には壊せない!でも放っておくのは最もいけない


Theme From BLACK ORPHEUS Paul Desmond
先日のセッションで演奏した曲。


最も苦手なボサノバ、最も苦手なリズム。
でも苦手だからやりませんというのが
ジャムセッションでは通用しない。
誰かが(この場合歌やサックスなどのフロントがどうしても多くなりがち)
今からこれやります!といったものなら
やらないと仕方がない。
しかしどうしても無理ならそこにいる誰かに変わってもらうなり
自分のやりやすいようにリズムを変えることもあり。


先日の悔しかった話に書いた通り
私はこの曲を満足に演奏できなかった。
でもこのまま終わるのはなんだか悔しい。
だから今日は一人でスタジオにこもって
ひたすらこのリズムばかりをやっていた。
だって、あの時の自分はボサノバを満足に叩けない
そんなので終わるのは絶対に嫌だった。


今日は一人でスタジオに入っているので
当然気楽にできるはずだ。
しかし、これがうまくできない。
はじめはリズム感をぼちぼち楽しんでいたものの
何回か回してみると
だんだんに感じるメンタルブロック。
たった一人の練習中なのに
なぜか消えないメンタルブロック。
このままでは一生を、ボサノバのできないドラマーで終わってしまう。
もちろんそれでいいわけがないので
ただひたすら、単調なボッサのリズムを刻んでいった。


今思えばうまくできないのは
ほかならぬ苦手意識
それがメンタルブロックになっていたのだ。
ボサノバ、ああ苦手だなぁ。
セッションならできればリクエストされたくないし
やるなら得意のフォービートで攻めたい。
でも悔しいかな、ボサノバってかっこいいんだ。
日本人から最も遠いリズム感だから
なおさら憧れるんだよ。
苦手は苦手でも、これは克服したい
と自らの心が言っていた。


単調なリズムなのに、派手なソロをしたとき以上につかれた。
ボッサらしくしないと、音が大きくならないように
軽やかに、安定して・・・。
完全なる気疲れ、叩きながら急に眠気を覚えるほどだ。
でも、好きなこと、実現させたいことなら
多少の苦手克服は必須だ。
やりたいんだろ?
だったらごちゃごちゃ言ってないでやれよ。
リズムがどうとか音色がどうとか
まずそれは横に置いておいてやってみよう。
いいじゃん間違えたって!
今のところ誰も見てないんだし。
でも、だからといって放っておいてはいけないよ。
とにかくやってみたら、体が勝手に覚えてくれるから。

いい歳こいて人前で泣いたくせに、なぜか幸せを感じてる心理

一昨日、1週間ぶりにジャムセッションに参加した。
前週のセッションで音色のことで指摘があり
前々週では周りの音を聴くようにアドバイスがあった。
そんな中で、密かに1人でスタジオ入って練習した。
いつも注意される、苦手科目のボサノヴァを。


そのライブでセッションがあることは
事前に知っていたから、慌てないために準備してた。
練習したし、前よりは叩けてるから大丈夫。
いざセッションで指定されたのが
やはりボサノヴァ、来たか…。
ジャムセッションでは与えられた曲はやらなければならない。
自分の他にもドラマーがいたが
彼は既に出番を終えていた、自分しかいない。


でもやってやる、受けて立つ!
自分の腕を確かめてやるんだ!
そんな気持ちで演奏が始まるも…
やはり、やっちまったのだ。
音量デカイよ!
ああああああああ…。
頭が真っ白にフリーズしたまま
どうにか一曲終えたが
…涙が勝手に出てくる。
練習したのに出来なくて不甲斐ない
大口叩いてやるって言ったのに恥ずかしいこの有様…。


でも、一晩寝て考えてみたら
この歳になって悔し涙を流せるって
なんて幸せなことだろうと思った。
それだけ熱中できることが自分にはある。
それだけ夢中になれるものが私にはある。
少し前までの、やりたいことを抑えて
何となく過ごしていた頃が信じられない。
その頃は泣くこともなかった代わりに
笑うことも少なかった。
泣きたいけど泣けない、笑いたいけど笑えない
無機質でつまらない日々だったのに
今では夢中になってやりたいことがある。


次の目標に向かい
今日もゆっくり自分のペースで走り続ける。

あの人に会わないと死んでも死にきれないと思う人が、私にはいる。それは・・・


Horace Silver - Song for My Father


私のお父さん。
実際に血のつながりのある、本当のお父さん。
2歳の時に生き別れてからもう40年ほど。
お父さん、今どこで何してるんだろう。


3年くらい前に、電撃的に知った父の生存情報。
何の縁もゆかりもないある市から突然来た一通の文書。
この人、生活保護を受けてます。
で、今後この人の扶養についてどうしますか?
という内容のもの。


んなこと突然言われたって!
いやあびっくりだよぉ!
ただでさえ突然のことで驚いてるうえに
さあどうしますか?なんて聞かれても・・・。


それにしても役所ってすごいところだとつくづく思った。
一体ぜんたい、どうやって父の身辺を調べ上げたのか。
戸籍上ではもう父と母は他人だから
そうなると、現存する人間の中で
彼にとっての直系は私一人になるのだ。
40年もの間音信不通になっている娘のこの私。
当然母もこのことは知らない。
てか言ってない。
唯一相談したのは、私にジャズの世界を伝えてくれた一人の叔母。
なぜかって。この父が、ジャズがとっても好きな人だから。
もし私が同じようにジャズが好きで、て言ったら
絶対に喜ぶよ、私も伝えたいよ。


後日彼女から何枚かの写真が届いた。
そこに写っていたのは
一人の男性と一人の赤ちゃん。
ああ、これか・・・。私のお父さん。
その時はなんというか、よく分からない感覚だった。
祖父と自分が写っている写真を見ているような。
いや、決して父が年を経たときの子供というわけではないけど
それくらい、実感薄かった。
でもなんだか毎日見てしまってた。
何日も見ていくうちに、何だか涙が出てくるようになってきた。


お父さん、ちぐさは今ね
横浜でジャズドラマーになり始めたよ。
まだまだへたくそなヒヨコだけど
お父さんの大好きなあの曲も
この前演奏してきたよ。
もっともっとうまくなったら
お父さんの街にも聞かせにいくよ。
だから、それまで絶対に死んじゃダメだからね!
約束だからね!!!!


行きたいところに行く
会いたい人に会う
やりたいことをやる
これが今の私だから、必ず叶えてみせるんだ!

言うは一時の損、言わぬは一生の損。何事も言ってみるもんだ!


Freddie Hubbard - Super Blue - 06 - Theme For Kareem


先日、新月の願い事がとりあえず叶った。
私が大好きでたまらないこの曲を
セッションでやって頂いた。


4月の新月の日にSNSでぼそりと呟いてみた。
誰かこの曲を一緒にやりましょう、と。
そしたらわざわざ譜面まで見つけてくださった方が!
セッションだと稀出どころか
黒本にも載ってないし
演奏するなんて到底無理だと思っていたのに!


それでその方とかれこれ二回目のセッションをすることになり
後半で「これやる?」と。
無理無理無理無理!
一応、スタジオではやってみたけどセッションでなんてそんな・・・。
相変わらずなメンタルブロック気味ながらも
この気持ちを引きずっていることは
相手にたいして逆に失礼なような気がした。
その方は私の他愛もないつぶやきを見て
わざわざ手間暇かけて譜面を探し
貴重な時間を使ってこの曲を練習してくださったのだ!
しかも言い出しっぺはこの自分!
もーやるしかないってば!


「ええ、やりましょう!」


でやってみた。
どうにか一曲やりきった。
ピアノとベースの人にとっては
おそらく珍曲の一つだったはずなのに
私のわがままな新月の願いのために
演奏してくださったのだ・・・。


何事も言ってみるものだ。
言ってみる、やってみることは
一時的には恥をかくかもしれない。
こんな難曲を雑草ヒヨコの私がやりたいなんて
間違いなく大いに赤っ恥をかいたにちがいない。
でも、気持ちは本当だった。
下手だけどどうしてもやってみたかった。
自信のドラムはなかなか当たって砕けたものだったけど
他の楽器の演奏でカバーされた。
完成形にはまだ遠いけど一歩近づいた。


これからも新月はやってくる。
やりたいことがあったらぜひ、誰かに言ってみよう。

ドラムと風水にあった意外な共通点とは!技術力と開運アップのために・・・


Days Of Wine & Roses / Oscar Peterson Trio
美味い酒を飲むときには、自然とこうなっている・・・。

食器を丁寧に扱うこと。


今何か飲み物を飲んでいたら
そのコップをどんな風に置いてる?
その時の音量はどんなものか。
大中小あったとすれば中くらいが通常で
乱暴に扱えば当然大になり
最悪破損してしまうが
丁寧にすれば小になり
ガチャンという音を聞いた時の不快感はない。
コップの音がデカくなるときは
焦っていたりパニックになっていたりで
精神状態がいいとはいえない。
味もイマイチで店員の態度の悪い店なんかその最たるもの。
でも一方で、美味しくて接客力のある店だとそれがないし
好きな人や楽しい仲間と飲んでる時などは
自然とコップの置き方も優しくなる。


私が昨日のジャムセッションでお持ち帰りした課題は
またもや「音」!
と言っても、前回での音量と周囲との調和でのこととは別で
今回は音色のこと。
想定内ではあったが、やはり音色がまだまだだと知った。


シンバルもスネアもバスドラもタムも
全ての音を叩く瞬間に集中する。
美味しくて素晴らしい店員の店で
大好きな仲間と飲んでいるときのような
優しい動作でコップを置くかのごとく。
そうするとドラムたちはいい音色を出してくれる。
逆に、焦って精神状態がパニックなときは
激安店で自棄飲みして荒れてるコップの音になる。
打楽器はとても正直で
こちらの心に音色で答えてくれるのだ。


一方、風水についてはこちらをご覧になるとこういうこと。

【衝撃】運気が下がる家の特徴 10選 貧乏・不幸を招き寄せてしまう家の運気を上げる方法 風水で運気アップ!今すぐやってみて!
尺5:47のところに答えがある。
スピリチュアル職の友人には申し訳ないが
私は占いや風水の類はどちらかというと疑ってかかる。
だから、この動画のことを全部やったからといって
明日から何もかも幸運になるとは毛頭思っていない。
でも、よく見ると生活のごく基本的なことが書いてある。
確かに、玄関が靴だらけだと出入りに難儀するし
お風呂がいつまでも湿気てるのはカビも生えるし当然よくない。
生活空間というのも、こちらの心に対して正直に答えてくれる。
心に余裕がないとどうしてもとっ散らかるし
逆に調子いいじゃん、と思っているときは快適な状態になっている。
食器を片付けてるとき、その扱い方にもそれが表れてるなぁ
なんて、あなたも思ったことはないだろうか。


ああ、今本当に、ドラムと生活が一体となっているんだなぁ。
と、課題山積ながらもなんだか充実した気分だ。

実績も経歴もない雑草ヒヨコがまず取り掛かる最重要課題。


joe hendersonREMEMBER ME!!私はここにいます!


存在を知ってもらうこと。
自分のことを覚えてもらうこと。
自分という人間が今存在してて
日々こんなことをしていて
毎日こんなことを考えていて
あんなことこんなことが大好きです
と、発信していくこと。


実績も経歴もない雑草ヒヨコは
自由で何でもありな大空に向かって飛び立っていき
その中で実績経歴ともに豊富な諸先輩方に
たくさんのことを教わって成長する必要がある。
何もないからこそ存在を知ってもらう。
でもそのためには単に名前と顔写真だけではダメだ。
ただでさえ何もないうえに
インパクトあるほどの美人でもないし
オーラが服着て歩いてるほど強くもない。
だったら自分の中にあるキャラを出さないと。
そのキャラが私の場合、たまたま
オモシロいことが大好きだったということ。
人生遍歴から、オモシロ好きを打ち出すと
うまくいくことが多かったから。
もし私の持って生まれたキャラがそうでなければ
間違いなく違う方法を考えていただろう。


そうしたら行く先々で名乗り名刺を渡すたびに
あ、あなたのこと見たことがある!
いつも見かけるなぁと思ってたらやっぱり!
相手がそう思ったら仲間作りの第一関門はまず成功といっていい。


雑草ヒヨコとしての自分を知ってもらい
まだまだ至らない点が多いこと
気づいたことは何でも教えてほしいこと
それが自分のためになる。
そして与えてくれた相手のことを好きになり大切な仲間だと思う。
私だけの存在打ち出しだけでなく
仲間のことも誰かに伝えたくなるものだ。
仲間が仲間を呼び輪がつながり
教えてくれる、助けてくれる人が増えていく。
もちろん、自分のこと大嫌いな人間だっているが
そのくらいのリスクなら想定内だ。

私、この通りまだまだヒヨコなのでご迷惑をおかけすると思います。でも…


Jaco Pastorius-"The Chicken"
まだまだ身も心もチキンな一羽のヒヨコのちょっとしたお願いです。


ヒヨコだからこそやらなきゃ。
動き出さなくちゃ、歩き出さなくちゃ。
いつまでもヨチヨチから卒業できないのは
やらないから。グズグズしてるから。
世間知らずのヒヨコは旅に出て
その中でたくさんの仲間を見つけて
揉まれて学んで成長していく。
それをせずにいつまでも箱の中で飛び立つ練習だけしてても
チャンスは絶対にやって来ない。


大空を知らないヒヨコは当然色んな失敗もするし
時には誰かに迷惑をかけたりもする。
そんな時は素直にごめんなさいして
次から気をつけることの一つにすればいい。
大丈夫。ちっぽけなヒヨコの存在を
いちいち気にかけてるほどみんな暇じゃないし。
みんなもそれぞれの世界の中で
一生懸命生きてるから
ヒヨコの影響力なんてたかが知れてる。


なので、このヒヨコのことを
仲間のみなさん、どうぞよろしくお願いします。
もしピヨピヨうるさければ
しっかり教えてあげてください。
でもちょっと頑張ったら
あー頑張ったねーヨチヨチ
くらいでいいので一言頂けると嬉しいです。
そして、たまにはでいいので
思い出してみて下さい。
あなたがヒヨコだった時のことも…。