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うんちくの少ないジャズのブログ~おもしろ楽しく分かりやすく伝える、ジャスの伝道師ちぐさ

ジャズの魅力をおもしろ楽しくわかりやすく伝える、うんちく少な目のブログです。オンラインジャズ喫茶としてスマホでどこでもジャズを聴けます。

ぶっ壊すエネルギーを音楽にぶつけてみたのか?

Breakdown-Walt Weiskopf

日本には難読漢字の苗字や名前は
英語圏の人からすれば難読スペルというのか。
Walt はディズニーと同じウォルトなのは分かったけど
Weiskopf って一体どう読むのだか…。
片仮名表記だと、ワイスコフとなる。
それにしても、どうして読まないpが入っているのか。
非読文字天国のフランス語を習っていた時から
こういうわざわざ面倒なことをさせるのに
小さく苛立っていたが
難読漢字名よりかはいいか
(ま、苗字はともかく、名前なんかは親の勝手で決めるうえに子供は選べず、かつ改名は困難
良い子の皆さんは慎重にしましょう)。

そんな難読苗字のワイスコフは
1959年アメリカジョージア州産まれのサックス奏者。
10歳でクラリネットと出逢い
その4年後にサックスに開眼した。
ロチェスター大学内のプロ養成課程
Eastman 音楽学校を卒業してからは
本格的な活動のためニューヨークに移る。

このワイスコフさんの名前を
今日初めて聞いた人は多いだろう。
Facebookのジャズサークルでも
まだ見たことはない。
しかしそんな彼の人生初デビューは
バディ・リッチ楽団と
意外にも(失礼)華々しい。
その後は14年にも渡って
日本が誇る名女性ピアニスト、秋吉敏子と組むと、さらなる箔をつける。

しかし、そこで彼は一旦活動に区切りをつけ
もう一度大学で学び直した。
今度はポップアーティストの
スティーリー・ダンと共同し
再び華を飾ったと思ったら
プロミュージシャンから大学講師へと転向した。

日本での知名度は大分落ちるが(度々失礼)
音楽家としても、大学教授としても着実な音楽人生を歩んでいる。
アメリカでは実は、このように
ミュージシャンから講師に
または兼業してる人は意外にいる。
表にドーンとリリースしないから
国外ではあまり知られてない。
派手な要素はそれほどでもないが
その甲高くとがるハスキーな音色と
少々荒削りの楽曲が
とても印象的だ。

Breakdownという曲はその中でも名前の通り
最初から最後まで疾走感に乗って
途中、怒涛のアドリブが走る
なかなか派手な一曲だ。
自分の中の何かをぶっ壊したかったのか?
答えは本人にしか分からないが
今の心境が、私をそういう風に聴かせているのかもしれない。