ジャムセッションにいるのにジャズな人にならないのって勿体なくない？

Chick Corea and Return to Forever - Spain
これはバシッと決まるとめちゃくちゃかっこいい！
でもキメキメ過ぎてしまうとジャズにならないから、マイペースでさくっと演奏しながら決めるとこは決める・・・よけい難しいわ！

ジャズな人にとっての今日は今日のためにある。
ジャズじゃない人にとっての今日は明日のためにある。
上手くなりたい、ならなきゃで演奏するのでなく
楽しみたい、楽しいから演奏する。

ジャムセッションあるあるな話だけど
たまにものすごい難易度の高い曲をぶっ込んでくる人がいる。
アップテンポ、キメの嵐、非日本人なリズム
おいおい！誰の顔みて言うとんねん！
しかしぶっ込んだ側としたらでもそんなの関係ねー！
今これがやりたいからこれなんだよ、てところ。
じゃあもう、やっちゃった方が得。
ドタバタズタボロでもいいから。

でもそれもまた楽しいからおもしろい。
もうね、笑っちゃう。
ぐでんぐでんのどろんどろんで、キメもラテンもあったもんじゃない。
酔っ払ってないのに酔っ払ってるみたいで
おっかしーのなんのって。
だけど、そんなスタートでも辞めないで続けたら
それなりに形になってくるから不思議だ。
体がついてきて、それっぽく聞こえる。
あ、今これ聴いてる人、絶対すげー！て思ってるよね？
なんていう邪な笑みと共に。

そうなると楽しいし気持ちいい！
なんだか一種のアハ体験みたいな。
なんだよ、やればできるじゃん。
あの時ブーブー言いながらもやってみたからよかったんだ。
そして経験値がついて
テレレレッテッテッテー(ドラクエ効果音)
楽しみながらレベルアップした！

向上心を持たなくても楽器は上達する。
ガチガチになったところですごいアドリブが出来るわけじゃない。
どうしても自信なくて緊張するなら
ちょっと愛嬌出してエクスキューズしとけばオッケー。

て、元ガチガチの非ジャズドラマーは言っている。
前までは演奏した後には肩が凝っていたものだが
今はほぐれてるくらいだもんなぁ。