ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

※コルトレーン誕生日にちなんで、今日はガチなジャズ話※ジャズとコルトレーンと私と何か


John Coltrane "My Favorite Things" 1961 (Reelin' In The Years Archives)
ウェストサイド物語のあまりにも有名過ぎるあの曲。theコルトレーンここに有り。私の大好きな人の1人…


今日2017/09/23はジョン・コルトレーンの誕生日。
もし生きてたら91歳、今時ならこの年齢でも生きてる人結構いる。
現に、少し後輩のソニー・ロリンズとは
たったの4歳しか違わないから驚く。
ジョンが亡くなったのが1967年の7月
41歳の誕生日の少し前・・・
そっか、私はこの時の彼より年上になってしまったのか。


毎年この日になると思うことがある。
もしコルトレーンの存在を知らなかったら
今のジャズドラマー、ジャズフリークな私はいなかった。
どういうことかというと
今とは全く違う人生を歩んでいた可能性があったということだ。
今とは全然違う生き様、生活、仲間。
もちろん、それが必ずしも不幸だとは限らないけど
やはり今の自分の置かれた環境や仲間も引っ括めて
今の自分が大好きだから
コルトレーンには一生かけても感謝しきれない。


8歳の時にジャズと出会った。
しかしその時は、何となく耳に気持ちがいいなぁ
というくらいだった。
でもその数ヶ月後くらいに、たまたま耳に入った

ジャイアント・ステップスを聴いた途端に
うわっ!て脳天ぶち抜かれてしまった。

ジャズを知ったキッカケは8歳で耳にしたMJQ(モダンジャズカルテット)だけど
ジャズに覚醒したのは紛れもない
偶然聴いたコルトレーンジャイアントステップス。
以後の私のジャズライフにもかなり影響与えてる。


7年ほど前に、ジャズドラマーを目指そうと決めて
ジャズに強いドラムの先生を見つけた。
初回のレッスンで先生に言ったこと。

「私、ジャイアントステップスを叩けるようになりたいんです!!」

今思えば!マーク2つじゃすまない勢いだった。
当時の自分のドラムスタイルといえば
ジャミロクワイレッチリなどのメジャーなファンク系
グルーヴこそ命!とばかりに
ブラックテイストのリズム感を身につけようとしてた。
それでもやっぱり、アップテンポなハードバップはずっと憧れてた。
なのに、出来ないって勝手に思い込んでた。


でも、どうしてもやりたかった。
できるようになりたかった。
だからあえて宣言した。

だって、大好きだもの!

その熱意が伝わったのか
先生もバカにすることなく
おー、それは随分度胸あるチャレンジだねー!
て、笑ってくれた。


あれからだいぶ年月がたった。
今年に入って、この無謀なチャレンジが少し叶い
ジャムセッションで何回かやった。
まだ人に聴かせられるレベルではないけど
少なくとも言えることは


あのとき、絶対にできないと思い込んでいたことができた


何をやっても落ちこぼれで続かない私に
大きな1歩をくれた曲だからね!


コルトレーン、ありがとう!
今、生きてて楽しいのは、あなたのおかげだよ。


Giant Steps


My Favorite Things

My Favorite Things