ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

これからの時代は、二足の草鞋を履くマルチプレイヤー


Ramsey Lewis Trio - Here Comes Santa Claus (Argo Records 1961)


昨日も週末のお楽しみに行って思った。
ジャムセッションから思う、生き方模様について。


日本人って、一つのものにこだわる考え方が大好きだ。
その証拠に、最近よくみる日本の伝統技術礼賛系番組では
この道半世紀以上の職人さんの腕とこだわりと頑固さに焦点がおかれる。
もちろん、そういう一つのこと極め型の人は素晴らしい。
彼らのおかげで日本が誇る伝統工芸や町工場など
世界に自慢できるものをたくさん作り上げていったからだ。


しかし現実問題、そのように一つのことを集中して極めるのが難しい人もいる。
そういうタイプの人は、いくつもの技術をそれなりに身に着ける器用なタイプだ。
どういうわけか、日本語には器用貧乏などという嫌なことわざもあり
このようなマルチタイプは嫌煙されがちだ。
中途半端、何がやりたいのか分からない、流行りに弱いだけ、など言われがち。
確かにそういう器用貧乏人だっていることはいるけど
逆によく言えば職人気質の人間にだってバカの一つ覚えはいるじゃないか。


人間の能力というものにはどうしても限界があるものだ。
だから複数のことをやって全てを極めることはとても難しい。
でも、そういう多動系人間の強みって、あらゆることに順応できること。
ただでさえ会社員一本で食べていくことすら厳しくなっていて
むしろ副業で他にも食い扶持を持つことが今は求められている。
そうなれば、一つが壊れても他で立て直すなど、どんなことが起こっても対応できる。
これってすごい能力じゃない?臨機応変ってことじゃん!


ジャムセッションにいっても思う。
マルチプレイヤーの人は強い。
予約をしかないセッションだと、プレイヤーの担当楽器が恐ろしく偏るなんてザラだ。
ベーシストが一人もいないのにドラムばかり4人もいるなど。
でも、じゃあ今日のセッションは止めましょうなんてことはない。
ベースがいなかろうがやるものはやるのだ。
ピアノがベースパターンを奏でたらそれなりになんとかなる。
とにかく今ある中で工夫してやるのがジャムセッション
そんなときに、他の楽器ができたらいいなと思う。
本業はドラムだけど、管楽器もいける、ベースも弾ける、ピアノもなんとかできる。
こういうプレイヤーが一人いるととても心強いものだ。


さて、本当に残りわずかな2017年
まだまだセッション行けるかなぁ・・・。


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