完全な自然体でいるなんて不可能、ありのままの呪縛から逃れるためにとことん無茶しよう。

Joshua Redman/Let It Be/2013
ビートルズのあまりにも有名すぎる名曲。ポール・マッカートニーが人生で悩んだ時にお母さんから言われたのがこの一言だった。
物事はなるがまま、時の流れるままに身を任すのも時には得策。
そんな中で、あえてこんな風な自分のこともあるがままに捉えてみる。

自然体で飾らずありのままで
て、よく言われること。
確かにそれは大切なこと。
自分は自分以上でも以下でもない。
唯一無二の存在だからね。

でも、じゃあだからって、そのまんまの自分
を本当に混じりっけなしに振舞ったら…。
よっぽど知名度も人気度も高いイケメン(美人)の芸能人ならともかく
われらが一般人がそんなことして許されるかどうだか。
貴方はそのままでいい、すっぴんでいい
ていう言葉を間に受けたら大変なことになるからね。

でも、じゃあそのちょっと無理してるあなた
ちょっとカッコつけて背伸びしてるあなた
それもまた、今のありのままの姿なんだよ。
今の自分って、無理してるかな。
無理してる自分の存在をひとまず認めよう。
今の自分って、カッコつけてるなぁ。
いいじゃん、カッコつけの自分を俯瞰してみよう。
自然体にこだわるあまりに、その時の気持ちに反していたら
すっごく辛くなる。苦しくなる。

今の無理してるあなたをそのまま受け入れ、認めてあげよう。
今、ちょっと背伸びしてる自分の存在を。
自然体でいなきゃ、というのが
帰って自然体への呪縛を強くする。
あなたそのまんまに回帰するのは今は少し早いんだ。
その、今の不自然なあなたは、一皮むけた時に何かを教えてくれるはず。

思いっきり背伸びすればいい！
思いっきりかっこつけたらいい！
思いっきり無茶ぶりしたらいい！
そして思いっきり生きればいい！