ジャズドラマーちぐさ~ジャズな生き方で自分を解放しよう!

ジャズドラマーちぐさ、ジャズな生き方で自分を解放する試みをしています。少し疲れた時、ジャズの名曲と共にジャズな生き方で楽になりましょう。

ジャズの名曲の歌詞には、ドロドロかつあるあるな人間模様がいっぱい!


Peggy Lee - Black Coffee
ジャズスタンダードの名曲の一つBlack Coffee。
女性ヴォーカリストなら誰もが歌いたくなる名曲中の名曲。
日本にも馴染みの深いペギー・リーさんの歌声にて。


昨晩のセッションで演奏されたこの曲
実はヴォーカルサウンドの中でも大好きな一曲で
聴けた時は嬉しくて飛び上がりそうだった。
で、大好きな歌ありの曲だと歌詞を熟読する。
これは英語なので特に深読みしてしまうが
実際見た時の感想は一言、うわっ…(汗)


要約すると
一人の女性による大好きな彼氏への強い想い。
一応肉体関係はあるけど彼女の片思いっぽい。
彼に依存しまくってるからか
いない時間の喪失感も激しいようで
それを慰めるのにひたすらブラックコーヒーで誤魔化してるとか。
ブラックコーヒーならビールよりいいじゃん(笑)
とつい思ってしまうキッチンドランカー主婦な視点。
もっとも、こんな恋愛感情から
既に離れてしまってるから俯瞰できるけど。

脳みそを若い頃の時にタイムスリップしてみたら
この歌詞を書いた気持ちが少し分かる。
彼のことが大好きで大好きな可愛い彼女。
でも大好き過ぎて彼に対する所有欲でいっぱいに
やがては自分自身をも束縛して
ブラックコーヒーで心身を滅ぼす。
束縛が悪いことだと分かっていても心は正直
あれこれ我慢して、精一杯頑張って
でも爆発してしまったようだ。


恋愛でそうなりかけたのなんてもうはるか昔
でも恋愛じゃなくても人間関係は一生続く。
仕事、家族、仲間、知り合い
喜び、悲しみ、誤解、怒り、和解
誰と関わっても必ず何かしらある。
そういうのがあるから人間
人間だから色々あるんだ。
ブラックコーヒーの旨さは苦いだけじゃない。
濃度、深み、口当たり
色々あるから美味しいんだ。