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うんちくの少ないジャズのブログ~おもしろ楽しく分かりやすく伝える、ジャスの伝道師ちぐさ

ジャズの魅力をおもしろ楽しくわかりやすく伝える、うんちく少な目のブログです。オンラインジャズ喫茶としてスマホでどこでもジャズを聴けます。

常に外の世界を見続け、そして名言は生まれた


When you hear music,
after it's over,
it's gone in the air
一度中空に放たれた音は
消え去ってしまい
二度と取り戻すことはできない。

この言葉は彼の最後のアルバム『ラストデイト』の
まさにラストに収録されている。

エリック・ドルフィー(Bass Clalinet, Sax)
1928年ロサンゼルス生まれ。
繊細で卓越した技巧派プレーが特徴で
後に生まれたテクニック系フリージャズの一人でもある。
クラシックに伝統として使われてきた
バスクラリネットをジャズに使ったのは
当時としてはかなり斬新だった。
ツアー中に糖尿病からくる心臓発作にて
36歳の若さで急逝する。

偶然かもしれないが、彼の作品にはなぜかoutとつくタイトルが3つもある。
短い生涯で出したアルバムの数からすると
率としては高いだろう。


怒りん坊将軍のチャールズ・ミンガス

気難し家老のコルトレーン


彼独特な表現の、外に放たれた音。
これはもしかしたら、理論の枠をはみ出ることができず
てわも自分をもっと試したかった
まだ若きチャレンジャーだった時の思いかもしれない。
彼がもっと長い間生きていたら
今聴いてるこの音たちとは全く違う世界を見せていて
全く違う評価を得ていたかもしれない。

いつの時代もそうだ。
若くして亡くなったミュージシャンは
その可能性をまだ燃やし尽くすことなく散っていった。
しかしそれゆえの美しさ
余計なことを何もしなかった綺麗さが
散りゆく花のように詩的な名言を残したのだろう。